舞台『フラガール- dance for smile -』開幕直前取材・公開ゲネプロの模様を写真にてお届け 出演者初日コメントも掲載 出演 丹⽣明⾥ 映梨那 中村⾥帆 ⽊﨑ゆりあ 菅原りこ 細⾙圭/神尾佑/有森也実 ほか 

Event

 2025年5月22日(木)~6月2日(月)に上演される、舞台『フラガール- dance for smile -』の開幕直前取材・公開ゲネプロが2025年5月22日(木)新国立劇場 中劇場で開催されました。

画像クリックで拡大 (画像は随時追加いたします)

 第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞や第80回キネマ旬報ベストテン第1位など、数々の映画賞を受賞し、日本映画史に名を刻む名作として高く評価されている映画『フラガール』(2006年公開)の舞台化作品。
 物語の舞台は昭和40年の福島県いわき市。エネルギー革命によって炭鉱の町が衰退していく中、未来を切り開くためフラダンサーを目指す少女たちの奮闘を、笑いと涙、感動とともに描く。
フラガールのリーダー・谷川紀美子役には、日向坂46を卒業し舞台単独初主演となる丹生明里。家族の反対を押し切ってフラダンサーを目指す少女の強さと揺れる心を、持ち前の真っ直ぐな魅力で演じる。
かつて都会のダンサーだったにもかかわらず炭鉱の娘達にフラダンスを指導することになる平山まどか先生役には、Netflix ドラマ『極悪女王』ではジャガー横田役を演じ、その確かな演技力が話題になった映梨那。
 過去に傷を抱えながらも少女たちに全力で向き合っていく姿を熱演する。
 さらに、紀美子の親友・木村早苗役には中村里帆、シングルマザーでフラガールを目指す初子役には木﨑ゆりあが出演。舞台版オリジナルキャラクター・和美役には菅原りこが加わり、新たな風を吹き込む。紀美子の兄・洋二朗役には細貝圭、ハワイアンセンター設立を推進する労務課長・吉本紀夫役には神尾佑、そして「炭鉱の娘は炭鉱を支えるもの」と信じる母・千代役は有森也実が演じる。実力派キャスト陣が脇を固め、物語に深みを与える。

 そして総合演出には「トレンディドラマの生みの親」と称される河毛俊作、構成・演出には現代エンタメ演劇を牽引する岡村俊一がタッグを組む。
 新たなキャストと実力派スタッフが集結し、日本映画史に刻まれた感動の物語、少女たちの笑顔が未来を照らす新しい『フラガール』の物語が、ここから再び幕を開ける。

出演者・総合演出、初日コメント

谷川紀美子役/丹生明里
 稽古が始まった時は、初日が遠い未来のように感じていました。それくらい毎日汗を流して稽古をやってきたので今日が初日ということに驚きを感じています。でも劇場で通し稽古をやらせていただいて、本番の照明や音楽の雰囲気を感じてより熱くなり、よりフラガールの世界に入って自分が紀美子として生きていることを実感しました。今は、早く皆さんにこの素敵な『フラガール』を観ていただきたいという気持ちでいっぱいです。1人1人の信念がぶつかり合ってすごく大きなパワーとなっている作品です。観てくださる皆さんにもたくさんのパワーをお届けできるように精一杯頑張りますので、ぜひ観に来てくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

平山まどか役/映梨那
 今回、先生役として皆さんと携わらせていただいただきました。フラガールというタイトルだけみると柔らかいイメージをされるかと思うんですが、1人1人が懸命に人生を生きている舞台になっています。すごい泥臭い人生なんですが、私もまどかとして必死に生きていきたいと思います。

木村早苗役/中村里帆
 1ヶ月間の稽古を通して、この時代を生きた人たちの言葉にできないくらいの逞しさを早苗を通して感じてきました。公演後は魂が抜けるくらい一公演一公演燃え尽きて演じたいと思います。

初子役/木﨑ゆりあ
 前半から後半にかけてのお芝居のパートはもちろんなんですが、1番最後のみんなでダンスを踊る姿全部に全力で汗をかいていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

和美役/菅原りこ
 この作品は見どころがたくさん詰まっていますので、きっと2度、3度いらしていただいても楽しんでいただけると思います。一人一人にドラマがあっていろんな暮らしをしています。ぜひぜひ2度、3度とは言わず4度、5度と来ていただいて、今日はどの人に注目してみようかななんて思いながら観ていただいても楽しんでいただけると思いますので、皆さまのお越しをお待ちしております。

谷川洋二朗役/細貝圭
 フラガールチームが僕たちの2倍も3倍もの稽古をしている姿をずっと間近で見てきました。彼女たちがようやく解き放たれて、女性の力強さと底力をお客さまにお見せできる日がようやく来たことに、僕自身すごく楽しみです。ぜひ、彼女たちのパワーを存分に受け取ってください。

吉本紀夫役/神尾佑
 この『フラガール』という作品は今回4回目ということで、やっと呼んでいただきました(笑)。初演を観させていただいたんですが、出演するとこんなに大変なのかと思うくらい、めちゃくちゃ走ってます。長靴で! 55歳でこんなに走る演劇をやるとは思っていませんでした(笑)。それくらいの熱量でみんながそれぞれの人生を濃く生きておりますので、ぜひ見ていただきたいと思います。

谷川千代役/有森也実
 これは昔話ではなく、観に来てくださるお客さまにも共感できる、この時代の過渡期にぴったりの作品だと思います。舞台上の皆さんの想いとお客さまそれぞれの想いが交錯するこの舞台を私自身も楽しみにしております。

総合演出/河毛俊作
 キャストたちが長い稽古期間、体育会系の夏合宿のような雰囲気の中で厳しい稽古を積んできた成果が出ていると思います。懐かしいエンターテインメントをやるという話ではなく、今の時代を生きる人々の物語として演出したつもりです。ものすごい大きな産業構造の変化の中で、もがきながら自分の道を見出してきた人たちの物語。それは今の時代、我々がこの産業構造の大きな変化の中で直面してる問題と重なり合う部分があります。そういうことも含めて物語を掘り起こしながら作ってきましたので、実際のフラガールたちが、ただ今アイドルになりたということではなく、そうしなければ生きられなかった人たちの物語として自分事として考えてほしいということをみんなにお伝えしました。彼女たちの時代を超えた演技に注目していただければきっと皆さんの心に強く届くものがあるという風に信じています。

フラガール − dance for smile –

2025年5月22日(木)~6月2日(月)
新国立劇場 中劇場

作:
羽原大介 李相日
総合演出:
河毛俊作
構成演出:
岡村俊一
出演:
丹生明里
映梨那
中村里帆
木﨑ゆりあ
菅原りこ

大串有希
飯田桃子
夏生ひまり
吉川真世
尾崎明日香
大田和歩
古橋早紀子
雛田みかん
YUKA
MEGUMI

細貝圭

久保田創
濱田和馬
工藤潤矢
大石敦士
河本祐貴
松本有樹純
近藤雄介
杉野豊
黄類
黄萌奈

神尾佑

有森也実

■協力
ジェイ・シネカノン

■制作
アール・ユー・ピー、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ

■主催
舞台「フラガール」製作委員会

error: Content is protected !!