コクーン アクターズ スタジオ第2期生の1年間の集大成を上演!松尾スズキが書き下ろし大好評を得たミュージカルを、ノゾエ征爾が手掛ける!COCOON PRODUCTION 2026 Bunkamuraオフィシャルサプライヤースペシャル アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―

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松尾スズキが「コクーンアクターズスタジオ」のために書き下ろし、高い評判を呼んだミュージカルを、松尾とは師弟関係であるノゾエ征爾の演出で第2期生の集大成として上演!!

松尾スズキが、自身が主任を務める若手のための演劇の学び場「コクーン アクターズ スタジオ」の受講生たちによる発表公演のために書き下ろしたミュージカル『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』。俳優という夢に向かって学び続けている受講生たちの“今”を投影したような、名前のない役柄を演じる“アンサンブル”を題材にした青春群像劇です。2025年3月の発表公演では、第1期生たちのほとばしる情熱と作り手の熱い想いが見事に融合し、大きな話題となりました。

この『アンサンブルデイズ』が、第2期生による新たな公演としていよいよ動き始めます。演出は、かつて養成所で講師を務めていた松尾の教え子で、劇団「はえぎわ」を主宰するノゾエ征爾が務めます。劇団公演をはじめ、ノゾエ作品では卓越した発想力とユーモア、独特の奇想天外な世界観を創り出し、その才能を発揮してきました。“2回目”というプレッシャーを跳ね除け、若き演劇人たちと本作をどのように創り上げるのか。講師として約1年間受講生たちと時間を共にし、受講生たちを知り尽くすノゾエが手掛ける本作にどうぞご期待ください。

「コクーンアクターズスタジオ」で1年間演劇と向き合ってきた受講生たちが名前のない役柄である“アンサンブル”を題材とした青春群像劇に挑む!

 第一線で活躍する様々なジャンルのプロフェッショナルである講師から、多彩なレッスンを受けた第2期生たち。彼らの1年間の成長を発揮する場として、前回公演同様に、休館中のBunkamuraシアターコクーンを特別に復活させて有観客で本作品を上演します。

名前のない役柄を演じるアンサンブルのオーディションを受ける若き俳優たちと、彼らを取り巻く人々が繰り広げる青春群像劇。そしてこの度、第2期生のエネルギー溢れる公演ビジュアルが完成しました。インパクトのある一枚の写真が、今を生きる若者たちの、若さや勢い、得体のしれないパワーを感じさせます。若さゆえの無鉄砲さ、その中に垣間見える美しさをぜひ、劇場で体感してください。

【あらすじ】

ミュージカル公演のオーディション会場。競い合うのは“アンサンブル”の座。役名は無い。演出家の無茶なオーダーに振り回されながら、オーディションに参加した俳優たちは爪痕を残さなければと奮闘するも、思うような結果は出せなかった。

意気消沈する彼らが飲みに行った店で偶然居合わせたのは、そこそこ有名な俳優たち。ここにも芸能活動に限界を感じ始め、何やら悩む姿があった。

そんな彼らがひょんなことから、自分たちで新作ミュージカルを上演することに。残された期間は4カ月。はたして彼らはどのようなミュージカルを作り上げるのか。

――夢と現実のはざまで揺れ動く、ほろ苦い青春群像劇。

【コメント】

作・音楽 松尾スズキ

四半世紀前、某演劇人養成所で1年間教えていたことがあり、その中で2人だけモノになった人がいて、それが本谷有希子とノゾエ征爾だった。思えば1年で2人、モノになったのもすごいが、2人には演劇にすがりつく力があったのである。

そのノゾエが四半世紀をへて、わたしが主任をつとめる養成所で講師となり、わたしの脚本を演出してくれることは、とても嬉しいめぐり合わせだ。

とにかくすがりつかなければ演劇は逃げていく。

しかし、すがりつきたくなる魅力が演劇にはある。

「わりにあわない!」と思いながらも離れられない魅力が。

2期生の皆さんには、ぞんぶんにそれを感じ、さらにすがりついてほしい。

お客さんも、そんな姿にきっと、ひりひりしてくれるはずだ。

演出 ノゾエ征爾

私は今、二つの責務の間で震えています。

元生徒としてかつての先生の顔に泥を塗るわけにはいかないし、現先生として生徒に泥水をすすらせるわけにはいかないのである。

『アンサンブルデイズ』の初演は、それこそ震えるほどに素晴らしいものでした。

しかしまずは、初演が素晴らしかったことが素晴らしいではないか。それ以上の何があろうか。

2期生にとっては紛れもない初演であるし、実はシアターコクーンでは初演出(デビュー作はコロナで中止)となる私である。震えてる場合じゃない、武者ぶるいならまだしも。初めてズたちの初々しい衝撃をご期待ください。

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