富士急グループの箱根遊船株式会社は、2025 年 12 月 20 日（土）に、箱根・芦ノ湖で「お茶」をテーマにした新観光船「箱根遊船 大茶会（だいちゃかい）」の運航を開始します。
「箱根遊船 大茶会」はその名の通り、「お茶」を五感で楽しむことを趣旨とした、これまでにない湖上体験を提供する観光船です。国内外から一年を通じて多くの観光客が集まる箱根という国際的な観光地において、日本の文化・伝統の象徴である「お茶」を、芦ノ湖の四季折々の美しい景観とともに体験していただきたいという想いから誕生いたします。
本記事では新船「箱根遊船 大茶会」及び箱根の観光スポットを写真にてお届けします。
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撮影：MATSU
「箱根遊船 大茶会」の船内には、黄金に煌めく茶室をイメージした畳席「茶室 金風庵（きんぷうあん）」、提灯をモチーフにした柔らかな光が幻想的なムードを醸し出すゾーン、そして茶畑を想起させる開
放的な屋外ベンチ「茶畑だんだん」、丸窓から芦ノ湖の景色を眺められる「茶室 緑風庵（りょくふうあん）」など、趣向の異なる多彩なエリアをご用意し、お客さまをお迎えいたします。
また、船内１階の「茶店」では、船旅のお供にぴったりな、抹茶を使ったドリンクやスイーツを多数取り揃えます。お茶を堪能しながら、静かにゆったりと雄大な芦ノ湖の景色を楽しむ、まさに「茶を巡る湖上の旅」です。
運航初日には、オープニングセレモニーを開催し、和太鼓の演奏で船の出航を祝います。また、船内 3 階「茶 BAR（茶場）」では、神奈川県足柄上郡開成町が誇る最高品質のお茶「快晴茶」を振る舞います。
季節ごとに表情を変える芦ノ湖の景観を背景に、まるで茶室を巡るように船内を回遊する。お茶の奥深さや新たな発見、そして思いがけない出会いを心ゆくまでご堪能いただける「箱根遊船 大茶会」にご期待ください。
箱根遊船 大茶会」とは
国内外から一年を通じて多くの観光客が集まる箱根という国際的な観光地において、日本の文化・伝統の象徴である「お茶」を、芦ノ湖の四季折々の美しい景観とともに体験していただきたいという想いから誕生します。
「一杯のお茶」がもたらす〝一期一会〟の出会いと発見をコンセプトに、「お茶を通じて人と人が出会い、特別な時間を共有する場」として、心通い合うひとときを過ごしていただきたい。「大茶会」は、そんな豊かなコミュニケーションの場となることを願っています。湖上という非日常空間で、静かに、そして深く、日本のおもてなしの心と奥深い茶の文化に触れることができる、それが「箱根・芦ノ湖 茶を巡る湖上の旅」の真髄です。
2024 年２月就航の「箱根遊船 SORAKAZE」が「箱根・芦ノ湖に浮かぶ緑の公園」をコンセプトに、船内を回遊しながらアクティブに「遊ぶ」体験を提供するのに対し、「箱根遊船 大茶会」は、「ゆったりとお茶を飲みながら過ごす」洗練された時間を演出。旅の目的や気分に合わせて、思い思いの湖上体験を選べる、新たな箱根の魅力を創出します。
※「箱根遊船 大茶会」は既存船「十国丸」（1986 年就航）を新コンセプトのもと大幅改装し、再活用・長期利用を図る、「SDGs（持続可能な開発目標）」を意識した船です。
箱根遊船 大茶会」船内
＜船内イメージ＞
デザインは、JR 西日本グループの高速船「SEA SPICA」や特急列車「WEST EXPRESS 銀河」、そして富士急グループの「箱根遊船 SORAKAZE」（2024 年 2 月就航）、「初島リゾートライン 金波銀波」（2025 年 7 月就航）など数々の実績を持つ川西康之氏が手掛けます。
「茶を巡る船旅」のお供にぴったりな、抹茶メニューを多数取り揃えます
船内１階の「茶店」では、抹茶を使った、多数のドリンクやスイーツを取り揃えます。
お茶の奥深さを堪能しながら、静かにゆったりと雄大な芦ノ湖の景色を楽しむ、まさに「茶を巡る湖上の旅」です。
・大茶会ボトル 緑茶（800 円）
オリジナルボトル付き。6 種類の緑茶からお好みの茶葉を選んで作る一杯。
・大茶会プリンアイス（800 円）
とろける抹茶プリンにひんやり抹茶アイス、仕上げの抹茶ソースをお好みで。
・野点ようかん（800 円）
思わず写真を撮りたくなる、デッキの野点ベンチをイメージしたようかん。
・だんご抹茶ラテ（700 円）
抹茶ラテの上に 3 色だんごが乗った、１つで２度おいしいメニュー。
・抹茶体験セット（600 円）
シェイクして抹茶を点て、気軽にできる抹茶体験。
※全 25 種のドリンク・スイーツを取り揃えます。
「箱根遊船 大茶会」概要
就 航 日 2025 年 12 月 20 月（土）
定 員 595 名（改修前「十国丸」は 700 名）
航 路
箱根関所跡港～元箱根港～箱根園港～湖尻港（約 11.3km）
船体情報
・全長 28.8 メートル
・全幅 11.6 メートル
・総トン数 約 341 トン
・速力 11 ノット（時速約 20km）
～箱根と伊豆・熱海をつなぐ観光拠点～絶景の名所「箱根十国峠」
箱根と熱海の中間地点「十国峠」の山麓標高 666m に位置し、360°大自然の絶景パノラマが楽しめる景勝地です。十国峠の名前は、昔の国名で「伊豆」「駿河」「遠江」「甲斐」「信濃」「相模」「武蔵」「上総」「下総」「安房」の十の国が見渡せたことに由来し、その名の通
り、晴れの日の山頂からは富士山や南アルプス、駿河湾はもとより房総半島や三浦半島まで、何も遮るものがない 360°パノラマが広がります。
山頂展望デッキ「PANORAMA TERRACE 1059」・「TENGOKU CAFE」へ上る十国峠パノラマケーブルカーや、山麓「森の駅 箱根十国峠」に食事処、売店、トイレなどを兼ね備えています。
※十国峠は、２０２２年２月１日付で伊豆箱根鉄道株式会社より譲渡を受け、富士急グループとなり、同年２月１０日より「十国峠ケーブルカー」と「十国峠レストハウス」の営業を開始いたしました。
十国峠パノラマケーブルカー
山麓駅と、山頂展望デッキ「PANORAMA TERRACE 1059」を結ぶ、全長３１６ｍ（高低差１０１ｍ）のケーブルカーです。伊豆箱根鉄道株式会社より譲渡を受けたのち、デザインを一新し、２０２２年２月 23 日(富士山の日)より新たに運行開始いたしました。十国峠を囲む山々をイメージした「アクアグリーン」、見渡す限りの青空をイメージした「スカイブルー」の淡くやわらかな印象をまとっています。ペールトーンカラーと柔らかなクリーム色とのツートンカラーをモチーフにしたデザインは、車両自体が持つレトロな雰囲気を残しながら、広がる青い空の下、沿線をピンクに彩る初夏のツツジや若葉色や深緑の木々、紅色に染まる秋の紅葉など、様々な色が織りなす十国峠の大自然に溶け込む、愛らしさをこめた優しいデザインです。なお、内装も木目調で柔らかな過ごしやすい空間となっています。
営業時間 ９：０0～1７:００（毎時０分、１５分、３０分、４５分運行）
所要時間 ： 片道 3 分
乗車料金 ： 大人往復 730 円、小人往復 370 円
アクセス ： 車／熱海駅から９ｋｍ（平常時 25 分）、
小田原から箱根新道経由 25ｋｍ（平常時 40 分）
電車／JR 熱海駅から伊豆箱根バスで約 40 分
お問合せ ： 十国峠株式会社 静岡県田方郡函南町桑原 1400－20
TEL：0557－83－6211
WEB サイト：https://www.jukkoku-cable.jp/
PANORAMA TERRACE 1059
富士山をはじめ山々を一望できるデッキや、寝転びながら駿河湾や初島の景色を楽しめるハンモック付のデッキなど、十国峠山頂広場を囲むように設置された様々な形状のデッキから、目の前に広がる 360°パノラマをお楽しみいただける展望テラスです。２０２２年８月１１日（山の日）にオープン。テラスを囲むように設置された「十の国」を眺めるさまざまな形のデッキに、のぼったり、座ったり、寝転んだりして、目の前に広がる大自然と五感で感じながら思い思いの時間を過ごすことがデッキます。「十国峠」の文字を象った巨大モニュメント、“十の国”を指す矢印モニュメントなど、多数のフォトスポットがあります。
TENGOKU CAFE
富士山をモチーフにしたモンブランや近隣県のフルーツをふんだんに使用したフルーツポンチ、青空を連想させるドリンクやポップコーンなど、味も見た目も楽しめるオリジナルメニューを取り揃えたカフェです。PANORAMA TERRACE 1059 と同日の２０２２年８月１１日（山の日）にオープンいたしました。富士山をモチーフにしたモンブランや近隣県のフルーツをふんだんに使用したフルーツポンチ、青空を連想させるドリンクやポップコーンなど、味も見た目も楽しめるオリジナルメニューを取り揃えたカフェです。抹茶や牛乳など地元食材を使用したメニューも楽しめます。「峠」の文字をかたどったチュロスが人気です。
テンゴク神社
「TENGOKU CAFE」隣の「テンゴク神社」は２０２２年１１月５日（土）にオープンいたしました。十国峠の空にかかる雲が開け絶景パノラマが目の前に広がる様子「開雲」＝「開運」の象徴となる雲型の、可愛らしい絵馬も販売しております。
開運絵馬：750 円（税込）、「TENGOKU CAFE」にて販売
セサミストリートコラボ開催中
2025 年 9 月 27 日(土)～2026 年 1 月 12 日(月)の期間、「熱海・初島～十国峠～箱根遊船」のエリアではセサミストリートコラボを開催中です。
十国峠では、コラボケーブルカーやフォトスポットが登場するほか、「TENGOKU CAFE」ではお食事をされた方に、オリジナルポストカードをプレゼントいたします。
