世界が絶賛するフロリアン・ゼレールの傑作、待望の日本初演!
フランスの小説家・劇作家フロリアン・ゼレールは、日常に根ざした人間の心の機微を鋭く描き出す作品を次々と発表し、注目を集めてきました。なかでも、家族をテーマにした三部作――『Le Père父』(2019年)、『Le Fils 息子』(2021年/2024年)、『La Mère 母』(2024年)は、日本でも上演され、観客・批評家の双方から高い評価を受けています。
本作『飛び立つ前に(Avant de s’envoler)』は、『Le Père 父』にも主演したフランス演劇界の名優ロベール・イルシュのためにゼレールが書き下ろした作品であり、彼が91歳で出演した最後の舞台でもあります。
その後、英訳版『The Height of the Storm』としてジョナサン・プライス主演で英国・ウエストエンドおよび米国・ブロードウェイで上演され、成功を収めました。以降も世界各国で上演され続けている、国際的に高く評価されている作品です。日本では、今回が待望の初上演となります!
“老い・愛・別れ”―かけがえのない時間と記憶を描く家族劇に、演劇界の精鋭が集結!
現代社会の中で複雑に絡み合う“家族”の姿を描いた『飛び立つ前に』。老い・愛・別れといった身近なテーマをミステリアスで繊細な心理劇として描く本作に、フロリアン・ゼレール作×ラディスラス・ショラー演出タッグの舞台ではお馴染みのメンバーから初参加まで、実力派の俳優陣が集結しました。
物語の中心となる著名な作家・アンドレ役に2019年に上演された『Le Père 父』で認知症の父役を演じ、菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞・最優秀男優賞を受賞した橋爪 功。その妻・マドレーヌ役に『Le Père 父』で読売演劇大賞・優秀女優賞を受賞し、『Le Fils 息子』『La Mère 母』でも高い評価を得た若村麻由美、『Le Fils 息子』で初舞台を踏み、『Le Fils 息子』再演時には『La Mère 母』の出演と合わせて第59回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した岡本圭人が出演。さらに映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍し透明感ある演技が印象的な奥貫 薫と、近年では映画・ドラマだけに留まらず舞台での活躍も目覚ましい前田敦子がそれぞれ娘役を、元宝塚男役トップスターで現在は舞台中心に出演し重厚な演技で魅了する剣 幸が謎の女性役として初参加して一筋縄では進まない作品に華を添えます。
どこにでもいる家族の物語だけでは終わらない、フロリアン・ゼレールが描く唯一無二の世界観。
観る人の数だけ受け止め方がある本作は、後々まで心に響き続けることでしょう。
【ストーリー】
著名な作家アンドレとその妻マドレーヌは、パリ郊外の家で穏やかな日々を送っている。
だが、50年という歳月を振り返るうちに、ふたりの関係は「完璧な愛」ではなかったのではないかと
いう疑念が、静かに心に影を落としはじめる。
娘たちの訪問を控え、何気ない日常の支度を進めていたある朝、届いたのは差出人のない一束の花。
そして、過去の記憶をまとったひとりの女が、扉を叩く──。
静けさの裏に潜む、名もなきざわめき。
ふたりの人生に封じられていた秘密が、時の奥底からゆっくりと浮かび上がる。
【上演歴】
2024年/2025年 ピテシュティ・アレクサンドル・ダヴィラ劇場(ルーマニア)
2023年~2025年 スヴェンスカ劇場(フィンランド)
2021年/2022年 オランダ国内ツアー
2021年 エナ劇場(キプロス)
2019年 ベイト・レッシン劇場(イスラエル)
2018年~2022年 タリン市立劇場(タリン、エストニア)
2018年~2020年 ワルシャワ・ヴスポーツェスニー劇場(ポーランド)、およびポーランド国内ツアー
2018年 ウィンダムズ・プロダクション(ロンドン、イギリス)※国内ツアーあり
2016年/2017年 テアトル・ドゥ・ルーヴル(パリ、フランス)
※その後、フランス、ベルギー、スイス、モナコ、ルクセンブルクでツアー公演
その他 ドイツ語圏、スカンディナビア諸国、カナダでも上演実績あり
【受賞歴・表彰】
アウター・クリティックス・サークル賞 (ブロードウェイ、2020年)
・最優秀戯曲賞 受賞
・最優秀男優賞 受賞:ジョナサン・プライス
・最優秀女優賞 受賞:アイリーン・アトキンス
・最優秀舞台美術賞(セットデザイン)受賞
・最優秀照明デザイン賞 受賞
ドラマ・リーグ賞 (ニューヨーク、2020年)
・主演男優賞(ディスティングイッシュド・パフォーマンス賞)受賞:ジョナサン・プライス
ローレンス・オリヴィエ賞 (ロンドン、2019年)
・主演女優賞 ノミネート:アイリーン・アトキンス
【スタッフ】
[作] フロリアン・ゼレール Florian Zeller
1979年パリ生まれ。フランスの小説家・劇作家・映画監督。
22歳のとき、小説『人工雪』で作家デビューを果たす。以降、5冊の小説と13本の戯曲を執筆し、瞬く間に現代フランスを代表する劇作家として頭角を現す。
代表作には、『L’autre(他人)』『Le Manège(調教)』『Si tu mourais(もし君が死んだら)』『Elle t’attend(彼女は君を待っている)』などがあり、2011年には『La Mère(母)』でモリエール賞・最優秀女優賞および最優秀演出家賞を受賞。以降も『真実』『嘘』『Une Heure de Tranquillité(平和な1時間)』などがフランス国内外で成功を収めている。
特に注目を集めたのが『Le Père(父)』で、2002年にモリエール賞の最優秀演劇作品賞、最優秀男優賞(ロベール・イルシュ)、最優秀女優賞(イザベル・ジェリナス)を受賞。翌2003年にはフランス演劇界の権威あるブリガディア賞を受賞した。さらにこの作品は、英国オリヴィエ賞(主演男優賞:ケネス・クラナム)、米国トニー賞(主演男優賞:フランク・ランジェラ)も受賞し、国際的評価を決定づけた。
『La Mère(母)』『Le Père(父)』『真実』『嘘』『飛び立つ前に』などゼレールの戯曲は、現在も世界中で上演され続けている。
映画監督としても高い評価を受けており、初監督作『ファーザー』(主演:アンソニー・ホプキンス、オリヴィア・コールマン/2021年日本公開)では、アカデミー賞主演男優賞および脚色賞(クリストファー・ハンプトンとの共同)を受賞。続く映画『The Son(息子)』では、ヒュー・ジャックマン、ローラ・ダーン、ヴァネッサ・カービー、アンソニー・ホプキンスら豪華キャストが出演し、2022年に公開、ヴェネチア国際映画祭にも出品された。
その功績により、2023年にはフランス政府よりレジオン・ドヌール勲章を授与された。
次回作としては、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えた心理スリラー映画『Bunker』の監督を務める。
[演出] ラディスラス・ショラー Ladislas Chollat
ラディスラス・ショラーは、ジャンルの垣根を超えたパワフルな演出で知られるフランスの演出家である。
キャリア初期には、ボーマルシェの『セビリアの理髪師』『フィガロの結婚』や、アルフレッド・ド・ミュッセの『戯れに恋はすまじ』といった古典作品を数多く手がけた。
俳優としてマルセイユで活動を開始し、マルセイユ国立劇場ラ・クリエの芸術監督ジルダス・ブールデと出会い、彼のもとでラ・クリエをはじめとする多数の舞台で演出助手を務めた。
2005年から2008年には、ボーヴェ劇場にてボーマルシェ、ジャン・アヌイ、イスラエル・ホロヴィッツなどの作品を演出。
2009年、パリのマリニー劇場の総監督に就任したピエール・レスキュールの招きにより、イスラエル・ホロヴィッツ作『とても親愛なるマティルド(Très Chère Mathilde/原題:My Old Lady)』を、リーヌ・ルノー主演で演出。この作品は後に『パリ3区の相続人』として映画化された。
以降も、フロリアン・ゼレール、セバスチャン・ティエリー、ジャン=クロード・カリエール、マーティン・マクドノー、ボー・ウィリモンなど現代の劇作家たちの作品を精力的に演出。ロベール・イルシュ、ファブリス・ルキーニ、サンドリーヌ・ボネール、イヴァン・アタルら、フランスを代表する俳優たちと多数の舞台を創り上げてきた。
日本でも、2019年と2021年に東京芸術劇場でフロリアン・ゼレール作『Le Père(父)』『Le Fils(息子)』を演出し、2024年にはその家族三部作の完結編『La Mère(母)』を手がけた。
演劇と並行して音楽の世界にも活動を広げており、フランスの国民的歌手ジュリアン・クレールの2014年、2018年、2022年のツアー演出を担当。
2015年には、ミシェル・ベルジェとフランス・ギャルの音楽によるミュージカル『抵抗 Rèsiste』をパレ・デ・スポールで、翌2016年には『オリヴァー・ツイスト ル・ミュージカル』(フランスオリジナル作品)をサル・ガヴォーで上演した。
2018年には、長編劇映画『レッツ・ダンス』で映画監督としてもデビュー。
これまでに演出した舞台はモリエール賞に29回ノミネートされ、『Le Père(父)』では最優秀演劇賞を含む6部門を受賞。演出家としても4度ノミネートされ、『抵抗 Rèsiste』『オリヴァー・ツイスト』でコメディ・ミュージカル部門の3賞を受賞している。
また2018年には、その幅広いキャリアと功績によりSACD賞を受賞した。
2023年には、モリエール生誕400周年を記念して制作された音楽劇『Molière, l’opèra urbain(モリエール・アーバン・オペラ)』をパリのドーム・ド・パリで上演し、翌年のモリエール賞(ミュージカル部門)作品賞にノミネート。
さらに2024年には、名作『レ・ミゼラブル』をシャトレ座で演出し、2025年のモリエール賞(ミュージカル部門)を受賞するなど、現在もフランス演劇界を牽引し続けている。
【キャスト】
橋爪 功 Isao Hashizume アンドレ 父
1941年9月17日生まれ 大阪府出身/文学座、劇団雲を経て、1975年には演劇集団円の設立に参加。
多くの作品で主役から脇役まで幅広く演じ、名だたる賞を次々と受賞。
2021年には旭日小綬賞を受賞し、名実ともに日本を代表する実力派俳優である。
フロリアン・ゼレール作×ラディスラス・ショラー演出タッグの公演には、2019年の『Le Père 父』に続いて2度目の出演。
その際には認知症の父親役を演じて菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞 大賞・最優秀男優賞を受賞した。
近年の主な出演作は、【映画】『蔵のある街』(25年8月22日公開予定)、『リボルバー・リリー』(23)、『シャイロックの子供たち』(23)、【配信】『ガンニバル』(24・25 Disney+)、『シティハンター』(24 Netflix)、【ドラマ】『プライベートバンカー』(25・EX)、『団地のふたり』(24・NHK BS)、『6秒間の軌跡』(23-24・EX)、『VIVANT』(23・TBS)、【舞台】『ソロリーディングシアター~シーラッハ傑作短編~』(25)、リーディングシアター『GOTT 神』(24)、『フェイクスピア』(21)などがある。
<コメント>
今回の出演を決めたのは、『Le Père 父』で一緒に仕事をした演出家ラッドとの再タッグに魅力を感じたからです。『父』では、作品に強く引き込まれ、「またラッドの演出であればぜひ出演してみたい」と思いました。また、認知症の家族を持つ観客が「まさにあんな感じだった」と語ってくださり、作品の力を実感しました。今回の作品も、登場人物の存在すら曖昧に描かれており、観る人によって解釈が大きく異なります。その曖昧さが芝居として成立している点に、作家ゼレールの力を感じます。ある種、「自分が演じているこの芝居を、観客として観てみたい」と思わせてくれる舞台なのです。
若村麻由美 Mayumi Wakamura マドレーヌ 母
1967年1月3日生まれ 東京都出身/仲代達矢主宰の無名塾で養成期間中の1987年に、NHK連続テレビ小説『はっさい先生』のヒロインに選ばれ俳優デビュー。エランドール新人賞を受賞し注目を集める。以降、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍し映像・舞台共に多くの賞を受賞。また、2011年よりライフワークとして『若村麻由美の劇世界』と銘打ったプロジェクトを開始。自身の冒険企画として能舞台を中心に古典作品に挑戦している。
フロリアン・ゼレール作×ラディスラス・ショラー演出タッグの公演は『Le Père 父』(読売演劇大賞・優秀女優賞受賞)、『Le Felis 息子』『La Mère 母』に引き続き4作目の出演となる。
近年の主な出演作は、【映画】『私にふさわしいホテル』(24)、『老後の資金がありません!』(21)、『科捜研の女-劇場版-』(21)、【ドラマ】『天城越え』(25・NHK)、『嘘解きレトリック』(24・CX)、『この素晴らしき世界』(23・CX)、『初恋、ざらり』(23・TX)、『正体』(22・WOWOW)、『科捜研の女』(08-24・EX)、【舞台】『陽気な幽霊』(25)、若村麻由美の劇世界『あこがれいづる』源氏物語より(24)、『La Mère 母/Le Fils 息子』(24)、『ハムレット』(23)、『頭痛肩こり樋口一葉』(22)、『Le Fils 息子』(21)、『首切り王子と愚かな女』(21)などがある。
<コメント>
作家フロリアンと演出家ラッドに出逢えた事、家族三部作全てのアンヌ役を務めさせていただけた事、またやろう!と言っていただいた事は俳優冥利に尽きこの上なく幸せでした。しかしこの四作目の参加には大変躊躇いました。第一作目『Le Père 父』で父娘役を演じた橋爪功さんと50年も連れ添った夫婦役!私に務まるとは思えなかったからです。紆余曲折の末、プロデューサーやラッドの想いを受け、橋爪さんの胸をお借りして「飛び立つ」ことに決めました。大いなるチャレンジです!『La Mère 母』とは全く違う母になりそうです。
奥貫 薫 Kaoru Okunuki アンヌ 長女
1970年11月22日生まれ 東京都出身/1989年、映画『バトルヒーター』でスクリーンデビュー。以降、映画・ドラマ・舞台と多方面で活躍。また、「東野・岡村の旅猿」(NTV)、「ふらっとあの街 旅ラン10キロ」(NHK)など数多くの番組でナレーターを務め定評を得る。
フロリアン・ゼレール作×ラディスラス・ショラー演出タッグの公演への出演は初となる。
近年の主な出演作に、【映画】『コーヒーはホワイトで』(24)、『鋼の錬金術師 完結編』(22)、『劇場版 きのう何食べた?』『護られなかった者たちへ』(21)、『弥生、三月−君を愛した30年−』(20)、【ドラマ】『PJ〜航空救難団〜』(25・EX)、『顔に泥を塗る』(24・EX)、『新空港占拠』(24・NTV)、『義母と娘のブルース』シリーズ(24・20・18・TBS)、『リバーサルオーケストラ』(23・NTV)、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(23・EX)、『きのう何食べた?』シリーズ(23・19・TX)、『一億円のさようなら』(20・NHK)、【配信】『七夕の国』(24・Disney+)、『恋愛バトルロワイヤル』(24・Netflix)、【舞台】『No.9-不滅の旋律-』(24・20・18)、『裏切りの街』(22)、『渦が森団地の眠れない子たち』(19)、『嗚呼いま、だから愛。』(18・16)、『星回帰線』(16)などがある。
<コメント>
昨年の春に『La Mère 母』『Le Fils 息子』を観た時の胸の高鳴りを、今でも憶えています。幾つもの場面が、まるで一枚の写真や絵画のように鮮やかに心に残りますが、人生というのはそんなふうに美しい一瞬一瞬の積み重ねなのだということを、二つの作品は示してくれました。今回、その続編とも言える『飛び立つ前に』に参加できることとなり、奇跡のような出会いに感謝するばかりです。スタッフキャストの方々、そして劇場にお運びくださるみなさまと、濃密な演劇の時間をご一緒できることを、今から楽しみにしています。
前田敦子 Atsuko Maeda エリーズ 次女
1991年7月10日生まれ 千葉県出身/アイドルグループ「AKB48」の第1期生として2012年まで活動しセンターとして人気を誇る。在籍時に映画『あしたの私のつくり方』で俳優デビュー。卒業後は映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍。
2014年に蜷川幸雄演出の『太陽2068』で初舞台を果たして以降、岩松 了、三浦大輔、野田秀樹、杉原邦生、長塚圭史、根本宗子といった錚々たる演出家の作品の舞台に出演をしている。
フロリアン・ゼレール作×ラディスラス・ショラー演出タッグの公演への出演は初となる。
近年の主な出演作に、【映画】『一月の声に歓びを刻め』(主演)『ベイビーわるきゅーれナイスデイズ』『不死身ラヴァーズ』(24)、『あつい胸さわぎ』『そして僕は途方に暮れる』(23)、【配信】『季節のない街』(23・Disney+)、【ドラマ】『人事の人見』(25・CX)、『厨房のアリス』(24・NTV)、『かしましめし』(主演/23・TX)、『ウツボラ』(主演/23・WOWOW)、【舞台】月刊「根本宗子」第19号『共闘者』(24)、『夜の女たち』『パンドラの鐘』(22)、『フェイクスピア』(21)、『そして僕は途方に暮れる』(18)、『青い瞳』(15)などがある。
<コメント>
もう一度ご一緒したいと夢見ていた橋爪さんと、また同じ空間でお芝居できること、本当に嬉しく思います。
そして素晴らしい戯曲で尊敬する橋爪さんの娘役を務めさせていただくことに、静かに気持ちが引き締まる思いです。
共演者の皆さん、スタッフの皆さんとご一緒できる時間を大切に、丁寧に作品と向き合っていきたいです。
岡本圭人 Keito Okamoto 男(エリーズのフィアンセ ポール)
1993年4月1日生まれ 東京都出身/2006年より芸能活動を開始し、2018年から2020年までの2年間はアメリカ最古の名門演劇学校であるアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツへ留学する。卒業後は、舞台やドラマなど俳優業中心に活躍。2021年には本作と同じくフロリアン・ゼレール作×ラディスラス・ショラー演出がタッグを組んだ公演『Le Fils 息子』(21)でストレートプレイ初舞台・初主演を飾る。また、2024年に再演された際には、その演技力が認められ紀伊國屋演劇賞を受賞した。
近年の主な出演作に、【ドラマ】『大奥Season2』(23・NHK)、『リズム』(23・CX)、『育休刑事』(23・NHK)、【舞台】『不可能な限りにおいて』(25年8月上演予定)、『反乱のボヤージュ』(25)、『オイディプス王』(25)、『消失』(25)、『NOT TALKING』(24)、『若村麻由美の劇世界「あこがれいづる」源氏物語より』(24)、『GOTT 神』(24)、『La Mère 母/Le Fils 息子』(24)、『チョコレートドーナツ』(23)、『ハムレット』(23)、『4000マイルズ~旅立ちの時~』(22)、『盗まれた電撃-パーシー・ジャクソン ミュージカルー』(22)、『M.バタフライ』(22)、『Le Fils 息子』(21)などがある。
<コメント>
『飛び立つ前に』どのような舞台になるのか全く想像がつきません。普段はそのようなことは思わないのですが、演出家ラッドの魔法のような演出を受けると、自分の想像を超える世界が広がるからです。「愛情」「喪失」「幸福」「悲哀」様々な感情が渦巻いて嵐のように吹き荒れていきます。劇場で感情の嵐を起こせるよう、ラッドの魔法に身を委ねて、新たな世界に飛び立ちたいと思います。素晴らしいキャストの皆様とご一緒できることをとても名誉に思います。心を込めて稽古に励みます!
剣 幸 Miyuki Tsurugi 女(シュワルツ夫人)
1954年3月2日生まれ 富山県出身/1974年宝塚歌劇団に入団。1985年から5年間は月組男役トップスターとして数々の名作を残し、中でも『ミー&マイガール』は1年間の続演という宝塚史上初の記録を樹立した。
1990年の退団後は舞台を中心に活躍し、アガサ・クリスティー劇場『蜘蛛の巣』で第18回菊田一夫演劇賞、『この森で、天使はバスを降りた』『兄おとうと』『ハロー・ドーリー!』で第17回・第21回読売演劇大賞優秀女優賞、2024年に北日本新聞文化功労賞を受賞。さらに2016年には「宝塚歌劇の殿堂」顕彰者にも選出されている。そしてディズニー映画『塔の上のラプンツェル』(11)で、ラプンツェルを塔に閉じ込めるマザー・ゴーテル役の声を担当し、注目を集めた。また、2005年より、ライフワークとなっている「剣幸 kohibumi concert」を開催している。
フロリアン・ゼレール作×ラディスラス・ショラー演出タッグの公演への出演は初となる。
近年の主な出演作に【舞台】『ナイト・ウィズ・キャバレット』(25)、『暁のヨナ』(24)、『天翔ける風に』『ザ・ミュージック・マン』(23)、『エリザベート』(23・22・19・15)、『The Parlor』(22)、『Same Time,Next Year』(21)、『ビューティフル』(20・17)、『夜のピクニック』(20・16)、『ドリアン・グレイの肖像』(18)などがある。
<コメント>
不思議な魅力を持つ作品と出会いました!誰にとっての現実なのか、それとも回想?夢…?何が正解か、はっきりしたことを知りたくなる。これが現実だと信じたい結末はホッとします。翻弄される心地よさ、きっと作者の思うツボに、ハマっています。
共演させていただくのは、皆さん初めましての方ばかり。楽しみでなりません。そして何より橋爪功さんと同じ舞台に立てることは、光栄であり、幸せです!
【公演概要】
公演名 『飛び立つ前に』
作 フロリアン・ゼレール
翻訳 齋藤敦子
演出 ラディスラス・ショラー
出演 橋爪 功 若村麻由美 奥貫 薫 前田敦子 岡本圭人 剣 幸
公式サイト https://www.avant-de-senvoler.jp
後援 在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ
企画制作 東京芸術劇場
【東京公演】
公演期間 2025年11月23日(日祝)~12月21日(日)
会場 東京芸術劇場 シアターイースト
チケット発売日 2025年9月17日(水) 10:00~
チケット料金 一般:12,000円 25歳以下:8,500円 65歳以上:9,500円 高校生以下:1,000円 (全席指定・税込)
チケット取扱い 東京芸術劇場ボックスオフィス https://www.geigeki.jp/t/
0570-010-296 (土日祝日を除く10:00~17:00)
※9月6日(土)より休館日を除く10:00~19:00
チケットぴあ https://pia.jp/t/geigeki/ セブン-イレブン店舗
イープラス https://eplus.jp/ ファミリーマート店舗
ローソンチケット https://l-tike.com/ ローソン、ミニストップ店舗
注意事項 ※未就学児入場不可。
※65歳以上、25歳以下、高校生以下のチケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて前売のみ取扱い(枚数限定・公演当日要証明書)。
※障害者手帳・ミライロIDをお持ちの方は、割引料金でご鑑賞いただけます。
詳細は、ボックスオフィス、または劇場WEBサイト(鑑賞のサポート)にてご確認ください(要事前申込)。
※車いすでご鑑賞を希望のお客様は、ご案内できるスペースに限りがあるため、ご購入前にボックスオフィス(0570-010-296)へお問合せください。
※全日程でヒアリングループ(磁気ループ)が客席の一部で作動します。
※やむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報等に変更が生じる場合がございます。
※営利目的の転売は固くお断りいたします。
※公演中止の場合を除き、ご予約・ご購入いただきましたチケットのキャンセル・変更は承れません。
※ご来場前に必ず劇場WEBサイト内の最新情報をご確認ください。
◎託児サービス(定員あり/事前予約制/有料)株式会社明日香 0120-165-115(平日9:00~17:00)
主催 東京都/東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成 文化庁文化芸術振興費補助金
劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
お問合せ 東京芸術劇場ボックスオフィス https://www.geigeki.jp/
0570-010-296 (土日祝日を除く10:00~17:00)
※9月6日(土)より休館日を除く10:00~19:00
【兵庫公演】
公演期間 2025年12月26日(金) 14:00、12月27日(土) 14:00、12月28日(日) 14:00
会場 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
チケット発売日 2025年9月20日(土) 10:00~
チケット料金 11,000円(全席指定・税込)
チケット取扱い 芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255 https://www.gcenter-hyogo.jp
チケットぴあ https://pia.jp/t/
ローソンチケット https://l-tike.com/
イープラス https://eplus.jp/
主催 兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
お問合せ 芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10:00~17:00/月曜休み ※祝日の場合翌日)
【島根公演】
公演期間 2026年1月10日(土) 14:00、1月11日(日) 14:00
会場 島根県芸術文化センター「グラントワ」 大ホール
チケット発売日 2025年10月11日(土) 10:00~
チケット料金 【前売】一般 9,000円 U-30 7,000円
【当日】一般 9,500円 U-30 7,500円
チケット取扱い 島根県芸術文化センター「グラントワ」総合案内カウンター
0856-31-1871(9:00~18:00/毎週火曜日休業)
オンラインチケット「シマチケ」 http://piagettii.s2.e-get.jp/shima_tk/pt/
主催 島根県・公益財団法人しまね文化振興財団(いわみ芸術劇場)・日本海テレビ
共催 芸術文化とふれあう協議会
助成 芸術文化振興基金助成事業
お問合せ 島根県芸術文化センター「グラントワ」 0856-31-1860 https://www.grandtoit.jp/
【宮崎公演】
公演期間 2026年1月17日(土) 14:00、1月18日(日) 14:00
会場 メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)演劇ホール
チケット発売日 2025年11月9日(日) 10:00~
チケット料金 S席:7,000円(6,300円) A席:5,000円(4,500円) B席:4,000円(3,600円)
※全席指定・税込 ※()内はくれっしぇんど倶楽部会員価格 ※U25割は各席種半額
チケット取扱い メディキット県民文化センター チケットセンター 0985-28-7766 https://miyazaki-ac.jp/
〔電話・窓口〕10:00~18:00(月曜休館/月曜が祝日の場合は翌平日休館)
〔WEB〕劇場HPで24時間座席を指定して予約・購入できます。
主催 公益財団法人宮崎県立芸術劇場
共催 MRT宮崎放送
お問合せ 公益財団法人宮崎県立芸術劇場 0985-28-3208 https://miyazaki-ac.jp/
【秋田公演】
公演期間 2026年1月24日(土) 14:00、1月25日(日) 14:00
会場 あきた芸術劇場ミルハス 中ホール
チケット発売日 2025年10月25日(土) 10:00~
チケット料金 一般:11,000円 U25:6,600円
チケット取扱い あきた芸術劇場ミルハス
• 1F管理事務室(9:00~17:00)
• ミルハス公式サイト チケット購入ページ
• 電話予約 018-838-5822(9:00~17:00)※セブン-イレブンでのお支払い・発券
• さきがけニュースカフェ
主催 あきた芸術劇場ミルハス・秋田魁新報社
お問合せ あきた芸術劇場ミルハス 018-838-5822(休館日を除く9:00~17:00)
【富山公演】
公演期間 2026年1月31日(土) 14:00、2月1日(日) 14:00
会場 オーバード・ホール 中ホール
チケット発売日 2025年10月18日(土) 10:00~
チケット料金 全席指定・税込 S席:9,500円 A席:8,000円 U-25:3,000円
※U-25:鑑賞時25歳以下対象。公演当日、身分証明書をご提示の上、座席指定券と引換え。
チケット取扱い アスネットカウンター (オーバード・ホール 大ホール1階)
076-445-5511(10:00~18:00/月曜定休/月曜が祝日の場合は翌平日休み)
アスネットオンラインチケット www.aubade.or.jp
チケットぴあ https://t.pia.jp/
ローソンチケット https://l-tike.com/
主催 公益財団法人富山市民文化事業団、富山市
お問合せ 公益財団法人富山市民文化事業団 総務企画課 076-445-5610(平日8:30~17:15)
https://www.aubade.or.jp