PRIME VINsTAGE『ジャコメッティのように』の取材会及び公開ゲネプロが2026年7月16日(木)に開催されました。本記事では、公開ゲネプロの写真及び取材会でのキャストコメントをお届けします。




撮影:引地信彦
キャストコメント
岸谷五朗(作・演出/ジャコメッティ役/幸一郎役)
20代の頃にたくさんの小劇場にお世話になりました。芝居がしたくてしょうがなかった頃に、それを受け止めてくれたのが小劇場でした。地球ゴージャスを結成し大きな劇場を追いかけていった結果、いつか小劇場に戻れると思っていたらなかなか戻る機会がありませんでした…。小劇場でやりたいなと思いながら時間が過ぎていく中、60歳を過ぎた今、ようやくこれまでたくさんの劇場で培ってきたことを小劇場でお客様に届けることが出来るんじゃないかと思い、PRIME VINsTAGEを思い切って旗揚げしました。そこに渡部さんと純名さんが協力してくださって、大駱駝艦の2人も加わり、5人ぽっちで頑張っております。
物心ついたときに出会った彫刻がジャコメッティの作品でした。ピカソやゴッホが一体何なのかも分からない頃にジャコメッティの作品に魅了され、歳を重ね、いつかジャコメッティとその周りを取り巻く人たちの魅力あふれる人生を描きたいなと思っていました。今回この旗揚げ公演に持ってこれたことを幸せに思います。
色々な演劇の種類があり、この作品も数個のうちの一つですが、そこに我々のエネルギーを集結させています。新たな演劇になることを祈って、そして全国のお客様にお見せできるように、できれば海を渡って海外のお客様にもお見せできるように、まずはこの旗揚げ公演を大成功に収めたいと思っています。ぜひ旗揚げの証人になるがごとく、劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。
渡部豪太(ヤナイハラ役/幸三役)
台本を読んで、まずセリフ量が膨大だなと思いました(笑)。岸谷さんから「3人芝居だからセリフは多いよ」と聞いていて、覚悟して準備していたのですが、いざ台本を読んでみたら本当にセリフが多くてびっくりしました。台本には演出家・岸谷五朗さんの葛藤のようなものが随所に描かれていて、芸術というものに携わっている岸谷さんとジャコメッティが交錯していく過程が少し垣間見え、読んでいてゾクゾクしました。また、実際に岸谷さんの演出を受けてみて、とにかくバイタリティのある演出家さんだなと思いました。ずっと動きまわっていらっしゃるので60歳とは思えないです(笑)。
このキャパシティの劇場で芝居をするのは初めてで、岸谷さんとご一緒できることも信じられないです。だからこそ新しい世界が見えるんじゃないかなと思っています。劇がお客様を迎えに行っているような、飛び出していくような美術や舞台装置だなと感じながら稽古をしていました。リッチな空間だと思います。
こんなリッチな演劇を恵比寿のど真ん中で、客席の数が0ひとつ足りないんじゃないかと思うくらいのキャパシティで上演するので、もうヴィンテージです!観ることの出来るお客様が限られてしまっているので、まだチケットをお持ちでない方は急いで手に入れていただき、岸谷さんの新たな船出を目撃しに我々に会いに来てください。
純名里沙(アネット役/道子役)
まずは出演のオファーをいただけたことが嬉しくて感激しました。しかも3人しかいない中に紅一点で入れていただいて本当に感謝しております。
「これは、愛の物語だよ」と岸谷さんがおっしゃっていて、まさに読めば読むほど、稽古をすればするほど、この台本の愛の深さを感じられて、とても温かい台本をいただけたなと思います。そして、岸谷さん自身も本当に温かく愛のある演出家さんで、キャスティングしてくださったときからすごく私を信じてくださっているのを感じられて、その期待に応えられる自分でいたいなとエンジンをかけながら稽古を重ねてきました。
この劇場はお客さんとの距離が近く、とても贅沢な空間です。作品に飲み込まれるように没入することができますし、すべての席がスペシャルシートなんじゃないかなと思います。
こんな豪華で、こんな濃密で、こんな体験ができる小劇場は他にあるのか、というくらい贅沢な作りになっております。私たち役者が目の前で演技しますので、ぜひとも見逃さないでいただきたいなと心から思っております。ぜひ劇場へ足をお運びください。
小劇場空間でしかありえない芸術創造を!
岸谷五朗による新たな演劇プロジェクトが始動
俳優として演劇の世界に足を踏み入れてから早 40 年となる岸谷五朗。舞台のみならず映像の世界でも多岐にわたる作品に出演し、自身が主宰・作・演出を手掛ける「地球ゴージャス」は 2024 年公演で 30 周年を迎えるなど、岸谷は俳優・作り手として常に走り続けています。
トップランナーとして様々な活動をし続ける岸谷は、心の奥底にずっと「地球ゴージャス」の今があるのは小劇場での創作活動を経て、大劇場へステップアップできたからこそ、という想いを持ち続けていました。そんな小劇場への熱い思い、そして「地球ゴージャス」とは違った表現を生み出すべく、年代を超えて最高に価値のあるものを創り出すという意味を込めて“PRIME VINsTAGE”と題し、新たな作品作りに挑みます。
旗揚げ公演となる『ジャコメッティのように』では、岸谷が長く心を惹かれてきた芸術家アルベルト・ジャコメッティの生涯と彼を取り巻く人間模様をモチーフにオリジナル作品を上演。果てなき探究に取り憑かれた「芸術家」と彼を愛し支える「妻」、その狂気と魅力に呑み込まれていく「友人」。三人の奇妙で魅力的な関係は、芸術、愛、そして“生きることの意味”を観客に問いかける。ジャコメッティの精神に導かれながら描かれる、可笑しくも切なく美しい人間讃歌が、俳優たちの息遣いまでも感じる濃密な劇場空間で立ち上がります。
渡部豪太、純名里沙、岸谷五朗が繰り広げる天才じゃない、凡人たちの物語
すべての作品を完成させなかった未完の天才芸術家アルベルト・ジャコメッティとその妻、そしてその友。3 人の強い絆と危うい関係性は、現代を生きる芸術家にも強い影響を与えている。が、現代の芸術家と妻、その友人たちは、そんなカッコ良く思い通りには何事も進まなくて……。
出演は、俳優として、映像・舞台作品で数多くの作品に出演し、2015 年から約 10 年にわたって放映された教養・旅番組「ふるカフェ系 ハルさんの休日」では様々な地域の人々との交流を通して古民家カフェの魅力を届ける番組に出演する
など、幅広いジャンルで活躍する渡部豪太。宝塚歌劇団トップ娘役として活躍し、在団中に NHK 朝の連続テレビ小説「ぴあの」のヒロインを務め、香港映画「夜間飛行」において第38 回金馬奨(台湾)ベストオリジナルフィルムソング賞を受賞するなど、高い演技力と歌唱力を誇り、三年ぶりの舞台出演となる純名里沙。さらに、舞踏カンパニー“大駱駝艦”から小田直哉、石井エリカ、そして岸谷五朗と個性豊かな顔触れがそろいました。
渡部は 2023 年の音楽劇『歌うシャイロック』以来 3 年ぶり、そして純名は地球ゴージャスの第三弾、第四弾公演に出演し26 年ぶりに岸谷と共演となります。
岸谷が厚い信頼を置く強力な共演者と共に、“PRIME VINsTAGE”企画が始動いたします。岸谷が描く、魂を揺さぶる人間讃歌にご期待ください。
【公演概要】
公演名称 PRIME VINsTAGE『ジャコメッティのように』
作・演出 岸谷五朗
出演 渡部豪太 純名里沙 岸谷五朗
小田直哉 石井エリカ(大駱駝艦)
スタッフ 音楽:高木茂治 美術:土屋茂昭 音響:武田安記(エス・シー・アライアンス) 照明:吉田一統(Dort)
映像:石田 肇 衣裳:佐藤憲也 ヘアメイク:宮内宏明(M’s factory) 演出助手:原田 治
舞台監督:川除 学 プロデューサー:藤井良一 主宰:岸谷五朗
公式サイト https://www.giacometti-pv.com
公式 X @PRIME_VINsTAGE
企画・製作 アミューズ/ゴーチ・ブラザーズ
【東京公演】
公演期間 2026 年 7 月 17 日(金)~8 月 2 日(日)
会場 シアター・アルファ東京
チケット料金 S 席=8,500 円 A 席=8,000 円 (全席指定・税込)
主催 アミューズ/ゴーチ・ブラザーズ
お問合せ ゴーチ・ブラザーズ 03-6809-7125(平日 12:00~17:00)
【大阪公演】
公演期間 2026 年 8 月 13 日(木)~20 日(木)
会場 ABC ホール
チケット料金 S 席=8,500 円 A 席=8,000 円 (全席指定・税込)
一般発売 2026 年 7 月 18 日(土)10 時 00 分〜
主催 ディアーフィールド
お問合せ キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日 12:00~17:00)
